アイデアを腐らせないための Notion テンプレート「IdeaLoop」活用ガイド

日々の業務の中では、大小さまざまなアイデアが生まれます。すぐに行動へ移せるものもあれば、準備が必要なもの、少し寝かせたいものもあるでしょう。ただ、思いついたまま放置してしまうと、せっかくのアイデアが埋もれてしまいがちです。

IdeaLoopは、そうした“ひらめき”を確実に育てて成果につなげるためのNotionで作成したテンプレートです。アイデアを可視化し、タスク化し、得られた知見をナレッジとして蓄積する。思考と行動の循環を作り出す仕組みになっています。

IdeaLoopは「アイデア」「タスク」「ナレッジ」という3つの軸で構成されています。

• アイデア：ひらめいた内容を記録
• タスク：アイデアを実行に移すための行動
• ナレッジ：タスクを通して得た知見の蓄積

アイデアをタスクへ育て、タスクの実行で生まれた知識をナレッジとして残す。これを繰り返すことで、アイデアから見える形で出力が促され、どんどん資産化が実現ます。

アイデアとナレッジにはタグ付けができるため、後からの検索性も高く、新しい発想にもつながるようになります。

1. アイデアの追加

アイデアを思いついたらアイデアリストに追加します。この時点では具体的にどうやって実現しようかピンときていなくてもとりあえず記録しましょう。

アイデアは現在の状態が一目で分かるようになっています。

• ひらめき：まだ思いついただけの状態
• 進行中：タスク化を検討・整理して育てている状態
• アーカイブ化：一旦形として仕上がっている状態
• 腐ってる：思いついたまま放置されている状態

2. アイデアを育てる

アイデアは以下のプロパティを編集して管理が可能です。

①「タグ」の付与

② 行動に落とし込むための「タスク」の設定

③「ゴール（完了条件）」の設定

④「アーカイブ化」のチェック

ゴールはできるだけ具体的に設定していただくと、タスク化しやすくなります。

また、タスク化が進んでいないアイデアはステータス”腐ってる”になります。今も輝くアイデアであれば、スモールステップでタスク化して活かしましょう。不要であればアーカイブ化して整理します。

アイデアから生まれたタスクは、次のように管理します。

① スケジュール未設定のタスクは一覧に表示

② カレンダーへドラッグ＆ドロップして期限を決定

③ 今日のタスクと期限切れタスクを確認

④ 完了したら「DONE」をチェック

⑤ 誰がやるべき作業なのかを軸に「どうする？」を変更

⑥ 関連するプロジェクトを紐づける

タスクの流れが視覚化され、行動が滞りにくくなります。

ナレッジは、タスクを進める中で得た知見を自由にまとめられる場所です。ページ構造はNotionの通常ページと同じため、文章でも図でもチェックリストでも、お好みの形で編集していただけます。

後から参照したい外部リンクやチュートリアルがあれば、URLを貼っておくのも効果的です。
特に仕様変更が多いツールの手順は、URLとあわせて自分のメモを残しておくと、次回の作業が格段に楽になります。

例えばですが、Googleアナリティクスなど少し複雑な設定でつまづいた時に、解決策をメモしておくと次回同じような作業をするときにスムーズに作業が進められます。

テンプレートの使い方としては、以下のプロパティを活用して管理することで検索性がよくなります。

①「タグ」の付与

②「お気に入り登録」

ナレッジは「自分専用の作業マニュアル」として育っていくため、気軽に追記していただくほど役立つ資産になります。

タグごとに、過去のアイデアやナレッジを一覧で確認できます。

• 新しいアイデアを考えるとき
• 過去の作業を見返したいとき
• 同じテーマの知見を集めたいとき

タグが“第二の頭脳”のような役割を果たし、アイデア生成がさらに効率化されます。

プロジェクトに紐づいたタスクを一覧で確認できます。

• プロジェクトのタスクの進捗
• 過去に似た仕事をした際の参考資料として活用

再現性のある働き方に役立ちます。

IdeaLoopは、「ひらめきっぱなし」で終わってしまうアイデアをしっかり活用するための仕組みです。

思いつき → タスク化 → 実行 → 学びを蓄積 → 次の発想へ

という循環が自然と回り、アイデアの価値を最大限に引き出せます。

業務でも個人の創作活動でもご活用いただけます。

色々考えているはずなのに何も残ってないと感じてしまうととても悲しいので、
このテンプレートを軸にアイデアをしっかり活用して、見える形で出力をしていきましょう。