GPTsってなに?
生成AI自体はよく使ってるけどGPTs(もしくはGemとか)はまだ使ったことないんだよね、という人も多いのではないでしょうか。
実は私も最近まであまり使っていませんでした。
先日チームでちょっと複雑な社内ルールを共有する機会があり、その時にGPTsにルールを読み込ませて使ったら、かなり便利だったので今回紹介したいと思います。
当たり前ですが、何も手を加えていないChatGPTはあなたの会社のルールや、個人的なこだわりを知りません。そのため社内ルールに関わることを質問しても当たり障りのない回答しか返ってきません。
そこでGPTsを使えば、PDFやテキストファイルで社内ルールを渡すだけで、その内容を「常識」として振る舞うAIを、プログラミング不要で作ることができます。
今回は、試しに、架空の国 "猫ノ国" 憲法 を覚えさせて、実際に動かして紹介します。
作り方
では、さっそく作っていきましょう。
STEP 1:設定画面を開く
ChatGPTの左メニューから「GPT」→「作成する」をクリック。

※アプリ版だと「作成する」ボタンが見当たらないので、webブラウザ版を使うしかないかもです(2025/12)
STEP 2:カスタムする
画面左半分はカスタムするための画面で、
右半分は作ったGPTsをプレビューで試せる画面です。
カスタムの方法は2通りあります。
- 作成するから作る:会話形式で指示を出して構成を埋めていく方法
- 構成に入力をして一から作る:自分で名前や指示などを入れて作っていく方法
今回は1の会話形式で作成する方法を使っていきます。

英語で「どんなものを作りたい?」と聞いてくれているので、
指示を入力します。
今回入れた指示:
あなたは架空の国である「猫ノ国」の厳格な審査官です。
ユーザーの行動が、アップロードされた【猫ノ国憲法】に違反していないか判定してください。
憲法の内容を絶対とし、違反者には厳しく、猫には甘く接してください。
指示を入れると、名前やプロフィール画像を提案してくれますので、好きに設定をしてください。
では、構成を見てみましょう。

なかなかいい感じに構成が作成されてるのではないでしょうか?
STEP 2:ファイルをアップロードする
カスタム画面では社内ルールなど覚えておいて欲しい内容のファイルをアップロードすることで知識を反映をすることが可能です。
構成タブの知識セクションにある「ファイルをアップロードする」ボタンを押してアップロードをしましょう。
今回アップロードしたpdfファイルには以下の記述を入れています。
- 第1条: 猫が膝に乗ったら、絶対に動いてはならない。
- 第2条: 猫がキーボードに乗ったら、仕事を放棄して撫でなければならない。
- 第3条: 通貨単位は「チュール」とする。(1チュール=約50円)
- 第4条: 猫を吸ったら、翌日に1チュールを納税しなければならない。
実際に社内業務で使う場合はそのほかの項目も手動で構成を編集できますので、実態に合わせてカスタマイズしましょう。
STEP 3:プレビューで試して問題なければ「作成」を完了させる
では、画面右側でカスタムされたGPTを試していきましょう。
質問をして、アップロードした憲法に即した回答が帰ってきているか確認します。

質問:
今日は疲れて猫を3回吸った。 問題ないよね?
↓
回答:
審査いたします。
結論:行為自体は問題ありませんが、納税義務が発生します。
根拠条文
第4条「猫を吸ったら、翌日に1チュールを納税しなければならない。
適用理由
本件では「猫を吸った」行為が3回行われています。憲法第4条は回数の上限を定めておらず、禁止規定も存在しません。一方で、1回につき1チュールの納税義務が発生すると解されます。
是正要求(相当性)
翌日までに3チュールを納税してください。これを履行すれば、違反は認められません。
以上です。
憲法の内容が反映されてて、良さそうですね。
右上の「作成する」ボタンを押して、共有範囲を選んで保存します。

自分だけ:自分だけで使えればいい時に使います
リンクを受け取った人:作ったGPTsをチーム共有する場合に使います
GPTストア:ストアに公開したい時に使います
※後から共有範囲は変更できます。
完成です、そしてビジネスへの応用
5分もかからずにGPTsができました。
左メニューのGPTの中に作ったGPTsが入っていますので、使いたい時に選択して使用しましょう。
今回は「猫ノ国」というあまり使い所のなさそうなものを作りましたが、社内ルールとかマニュアルなどのファイルをアップロードすると、聞きたいことを聞くとあっという間に回答が返ってくる専属総務みたいなGPTsを作ることができます!
※ 外部に漏れてはいけない情報については「GPT で会話データを使用してモデルを改善する」の設定をオフにして使いましょう。また、会社でビジネスプラン(Team / Enterprise)を契約していると「学習には一切使用しない」契約になります。データ流出(学習利用)のリスクをシステム的に遮断して活用しましょう。

